コンセプト
Concept
環境素材があたりまえの時代を目指して
減り続ける森林
もうこれ以上、森の木を伐らない。
古来、森林は私たちの生活に様々な恵みを与えてくれる貴重な存在でした。しかし近年、熱帯林を中心に年間で日本の国土の2割にも相当する森林の減少は動植物の絶滅やCO2の吸収・蓄積ができなくなる原因にもなっており、森林をこれ以上減らしてはいけない状況にあります。それでも年間2000万トンともいわれる廃木材の大半は燃やされたり、捨てられているのです。
限りある石油
もうこれ以上、燃やさない。
現代生活を石油由来の燃料や樹脂を抜きにして語ることはできません。しかし石油は限りある地球資源です。そのため多くの産業界で石油資源の有効活用に取り組み、廃プラスチックも有効利用率が高まっています。しかし未だに埋め立てや単純焼却が4割近くを占めています。有効活用量と言われる2 割さえも、熱利用という形で燃やされています。
サスティナブルな環境づくりへ
こうした状況を踏まえ、ハンディウッドは「燃やさない、捨てない」という理念のもとに、かけがえのない地球資源の使用を抑制し、少しでも永く有効に活用するサスティナブルな環境づくりを目指しています。
サスティナブルな環境づくりに貢献
ハンディウッドは「燃やさない、捨てない」というコンセプトに基づいた100%リサイクル・国産の環境素材です。サスティナブルな環境づくりのため、原材料面、生産面、製品面で様々な取り組みを行っています。
原材料
- 100% リサイクル原料
- 主原料の『木材』と『プラスチック』は、100%リサイクル素材です。『木材』は家具工場などから出る木片や建材ボード廃材、『プラスチック』は家庭から回収された容器包装材を使用しています。
- 地域で発生した原料使用可能
- 原料の木材、プラスチックは、ともに地域の生活や企業活動から恒常的に排出されるものです。例えば、廃プラスチックであるレジ袋や洗剤容器などは生活になくてはならないものばかりです。
- 安全な原料
- リサイクル原料を使うとき、最も重要なことはその安全性です。そのため原材料の収集から製造まで、何段階にも渡る工程の中で、安全であることを第三者機関などで確認しています。
生産
- 地産地消型工場
- ハンディウッドは地域の生活から出た廃プラスチックや企業や製材所から出た廃木材を製品として蘇らせ、同じ地域で利用する「地産地消型工場」とも言うべき地域循環型システムの全国展開を進めています。
- コンパクトな設備
- ハンディウッドの製造は全工程を同一工場内で行うことで、移動の最小化を図っています。また、従来の1/2程度のコンパクトな設備で製造することで電気、水等の使用量を削減しています。
- 原料生産技術の深化
- ハンディウッドは再生木材技術の原材料、製造プロセス、製品、施工、市場について熟知した専業企業ハンディテクノが企画、開発、製造し、常に改善、改良を行っています。
製品
- 長く使用できる耐久性
- かけがえのない地球資源を長く使用するため、ハンディウッドという「木」に蘇らせるだけでなく腐らない、色あせにくいという耐久性を高め、ライフサイクルの長期化を実現しました。
- 利用しやすい製品設計
- いくらエコ建材として優れていたとしても、普及しなければ意味はありません。汎用性の高い断面設計や専用工法などをご用意することで、建材としての使いやすさを追求しています。
- 何度でもリサイクル可能
- リサイクル材を使用しても、使用終了時に廃棄するしかないというのは問題です。ハンディウッドであれば、回収・粉砕し再度同じ製品として蘇らせる「多回リサイクル」が可能です。